2011/05/23

『河北新報』の「河北」って?

http://goo.gl/EQuh9
戊辰戦争で会津城を攻め落とした長州の士官は、

    「白河以北、一山百文(ひとやまひゃくもん)」


何の価値もなし、

と傲岸と言い放ちました。

以降、明治政府は、東北地方を放置します。

北海道を開拓し、朝鮮、台湾には投資しましたが、
東北は素通りしました。

「山ひとつ百文だと?
ならば、東北の意地を見せてやろう」

と、

    『東北日報』

を改題して創刊されたのが

河北 新報(かほくしんぽう)』です。

1897年(明治30年)のことです。

東北地方に、「河」は白河だけです。

北上川、阿武隈川、雄物川、最上川などは「川」です。
河北とは、白河以北のことです。

『河北新報』は、100年以上も東北とともに歩み、東日本大震災でも奮闘しています。


福島県の中の白河市 位置図

戊辰(ぼしん)戦争 
1868年は戊辰(つちのえたつ、ぼしん)の年です。
1868年は、1月1日から9月7日まで慶応4年です。
9月8日より明治元年になりました。

福島に東京電力があって、東京に電力を供給しています。
福島の人は、東北電力から電力を買っています。


東北再生 あすへの針路
河北新報