2008/12/31

川越最大の観光スポットはクレアモールなどの商店街


川越観光ゾーンは、蔵造り、本丸、喜多院に3区分されています。
川越観光スポット 川越市役所

しかし、川越観光最大のエリアは、実はクレアモールゾーンです。
他のどのゾーンよりも観光客を集めています。
川越をめざす若者の目的はクレアモールなどの商店街です。

外国観光客の最大の目的もショッピングです。
ショッピングを観光に組み込むことが必要です。 

ショッピングは立派な観光資源です。
商店、商品は日本の文化風俗歴史を伝えてくれます。
ブラブラするだけで、地域がわかります。

「銀ブラ」って、銀座をブラブラすることで、元気をもらうことです。
ショッピングは二の次です。

すると、川越の観光ゾーンは次のようになります。

1 クレアモールゾーンなどの商店街 

クレアモール新富町商店街商店街マップ
丸広百貨店
アトレ川越
鏡山酒造跡地

2  喜多院ゾーン 
喜多院
東照宮
中院
成田山別院

3  本丸御殿ゾーン 
市立博物館
本丸御殿
三芳野神社
氷川神社

4  蔵造りゾーン 
蔵造りの町並み
時の鐘
菓子屋横丁
蓮馨寺

2008/12/21

森林浴の黒山三滝:越生町


黒山三滝の男滝と女滝
上が男滝、左下が女滝

黒山三滝は、日本観光百選にも選ばれたことがあります。
修験道の道場ともなっています。川越から半日コースです。

  • 黒山三滝は、森林浴に最適です。
  • 滝からのマイナスイオンで心身がリラックスします。
    木々の緑で心がやわらぎます。
    フィトンチッドで精神が安定し、ストレスが発散します。
  • 東京へたま~に出かけると、1週間ほど神経ズタズタ状態になることがあります。
  • そんなとき、森林浴からかえると、1週間心が落ち着き、2、3日後に心身はイヤシモードに入ります。


森林浴コース

  • 黒山三滝は、越辺(おっぺ)川の源流です。
  • 黒山行きバスの終点で降りると、黒山鉱泉があります。ゆっくり徒歩20分で黒山三滝です。

河越重頼の娘は義経の正妻:河越館跡 


河越館跡(常楽寺)
河越重頼(しげより)が居城としていた河越館(かわごえやかた= 地図)跡は、霞ヶ関駅の東京国際大学の反対側にあります。
館(やかた)とは、公私の性格をそなえた官舎のようなものです。

工事中の常楽寺 2004年7月

京都の会社が施行
設計者は、○○社寺設計という特殊な会社です。施行者は、京都の会社です。
・・・・・・・・・・・

  • 河越重頼(しげより)は、幕府の要職にあり、頼朝から重用(ちょうよう)されていました。
    重頼の妻は頼朝の子・頼家の乳母でした。
  • 重頼は、頼朝の命令で17歳の娘を義経の妻にさしだし、媒酌(ばいしゃく)もしてもらいました。
    頼朝が媒酌したのは、北条時政とこのときだけです。
  • 美人画から抜け出たような義経の妻は、京姫といわれました。
  • 重頼は、源頼朝が挙兵したとき、今の横須賀市を攻略したりして、鎌倉幕府から重く用いられるようになります。
  • 頼朝は、川越のある武蔵一帯を検地し、広大な肥沃な平野であることから重要視します。
    武蔵の国は武士の発祥の地でもあります。
  • このとき、頼朝は都幾川村の慈光寺に銅鐘を奉納しています。
  • 後年、頼朝は、義経(1159-1189)と仲違いしました。
    すると、重頼は、義経の縁者ということで、疑心暗鬼にかられた頼朝から、所領を没収され、命までも奪われました。
    のちに、頼朝は義経は無実であったことを知り、没収した領地を遺族に返しました。
  • 東上線の越生(おごせ)町には、顔振(かあぶり)峠があります。
    その昔、義経と弁慶が、顔を振り返りながら景色に見とれて、この峠を越えたというので、この名があります。
【付記】
  • 河越、川越、河肥
    • 「河越」は、秩父、北からおりてくる場合、入間川を越えるので、名づけられたとおもわれます。
    • 「河越」は江戸時代から「川越」になりました。
    • 「河肥」と記される場合もありますが、川に囲まれた肥えた所のこと、あるいは好字化でしょう。

2008/12/19

義経が振りかえりながら登った顔振(かあぶり)峠


電線にかぶさる枝はらい:
電線が被害にあわないようにしょっちゅう見張ります。

頂上からは北に熊谷が:
上の景色のもう少し右が川越です。
川越藩主の娘が義経の妻「京姫」でした。
義経は、ここで何を思いやったのでしょうか?


顔振(かあぶり)峠の碑


歩きやすい心地よい山道

  • 2004年9月14日灼熱の日に、顔振(かあぶり)峠をめざしました。
    顔振峠からは、丹沢、奥多摩、奥武蔵、秩父の山々、もやっていない日には真っ白い富士山もくっきりと望めます。
  • 義経(1159-1189)、弁慶主従が、奥州へ逃れる途中、あまりの眺望のすばらしさに振りかえり、振りかえりしたというので、顔振(かあぶり)峠と名づけられたといいます。
    500メートルの高さです。
  • 顔振峠Google画像
  • 顔振峠【地図】東武越生線の越生駅からバスで黒山で下車します。

多自然型川づくり:川越の小畦(こあぜ)川


赤丸の部分が多自然工法
赤丸の部分には木のヤグラが埋め込んであります。
高さは地表では家ほどもありました。
水草も生え始め、魚も鳥も集まるようになりました。
手前のコンクリートの部分は、従来のコンクリート工法です。いずれすべての川が緑でおおわれることが期待されます。

河川敷の中の木:
川中の木も切られることなく、保存されるようになりました。「まちと水辺に豊かな自然を」と五十崎(いかざき)の住民が声を上げ、国を動かした成果です。
  • 川の工事も今は、コンクリートが見えない多自然工法によっておこなわれています。
  • かつての国の河川管理の考え方は、川を直線にして、降った雨は一刻も早く海に流す、というものでした。
    河川敷の中にある樹木も流れの障害になるので、伐採する、というものでした。
    護岸工事は「百年確率」で設計されていました。
  • 中国では、川を治めるものが皇帝になるというぐらい昔から河川工事は大事な国家事業でした。
  • 愛媛県松山市南方のの五十崎(いかざき)町でも、河原の榎(エノキ)の大木や林を撤去し、コンクリートの無機的な護岸の改修工事をはじめるところでした。
  • コンクリートの護岸では、水生植物も育たず、水の自然浄化作用もはたらかず、魚もすまなくなります。
  • 住人の亀岡徹は、「よもだ塾(いい加減塾)」をおこし、川について勉強を始めました。
    スイスに行ったり、人口6000人の町で、「国際河川シンポジウム」を開いたりしました。
    川は、洪水対策のためにあるのではなく、生物の生きる場であり、散歩、スポーツの場であり、美しい自然環境によって地域の風土や文化を育てる場でもあると、結論づけました。
  • 五十崎町の住民が、建設省の河川行政を転換させました。
    今はなき、建設省の関正和もキャッチャー役として政策転換を推し進めました。
    • 関正和『大地の川』『天空の川』
  • こうして現在、国は河川には多自然型工法でのぞむようになりました。

2008/12/17

10室だけの山中温泉 かよう亭。観光情報学会メモ。2009年5月


畳敷きの玄関ロビー

階段の蹴上げにも畳が

露天風呂
広大な外の景色はすべて「かよう亭」の敷地
大内力観光情報学会会長、大藪副会長、上口昌徳・かよう亭主人

桑原政則武蔵観研会長、石井昭三武蔵観研副会長
2008年11月14日金沢星稜大学で観光情報学会のあつまりを終え、山中温泉の翠明に泊まりました。
15日には、地域活性化観光フォーラム(観光情報学会 かがのと観光情報学研究会主催)が開かれます。

あいさつをされる上口昌徳さん(山中温泉観光協会会長、かよう亭の主人)を「かよう亭」にたずねました。


数寄屋造りの「かよう亭」は、畳敷きです。
山中温泉 かよう亭

「朝めしが日本一おいしい宿」をめざしています。
朝食時間はお客様次第です。
食事は地産地消です。

父から受け継いだ60室の部屋を、1976年10室にしました。

拡大再生産の高度成長の波にあらがってのことでした。

高度成長期は、日本が、西洋文化の湯を浴びているゆで蛙のように、「日本の風土」を失う課程でもありました。

「風土をなくすことはわれわれが生きてきた記憶をなくすことです。…。
地方の村の悲惨な人間関係の事件も風土喪失が原因です。
わたしたちは、自然と共存、共生するのではなく、自然に生かされていることを知るべきです。 


【付記】
芭蕉は5ヶ月に渡り曾良と旅をしました。
その曾良が体調不良で一足先に旅立つことになったのが、この山中温泉です。

    山中や 菊は手折らぬ 
        湯の匂い
菊水を飲めば長命を得るといういわれに基づいた作です。
以降ここの湯は「菊の湯」とよばれるようになりました。

山中温泉は、落ち着いた情緒のある町です。

2008/12/15

しあわせへの道



幸福になるには、まず健康であることが必要です。

そのためには、規則正しい食生活が大切です。

生活を充実させるためには、それなりのお金も必要となります。

「健康」「経済」のあとに「心の充足」が必要です。
人によってことなります。

心の充足のもと:

  • やりがいのある仕事(=勉強、遊び)
  • 好きなスポーツ
  • 友達との楽しい飲食
  • 趣味

わたしたちが若いころは、「健康」は所与の空気のようなものでした。
いまは若いうちから「健康」に意をくばる時代のようです。

不健康になると、心も不安になり、頼れるものは、下図のようにお金だけとなってしまいます。





(改稿:2010年11月1日)

    2008/12/13

    こわいインフルエンザ

    速いペースでインフルエンザが横行しています。

    • 新型のインフルエンザが大流行すると、日本では60万人以上が死亡します。3000万人以上が感染します。
    • 鳥からうつる鳥インフルエンザにインドネシアで感染死が相次いでいます。韓国では感染のおそれのある600万以上の鶏、アヒルを処分しました。
    • インフルエンザの症状は次の通りです。
      • カゼの症状が現れます。
      • 突如として、高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛がおそいます。
    • 予防法は常識的なものです。
      • バランスのとれた食事と休養をとる。
      • うがいを励行する。手洗いも思っている以上に効果的です。
      • 室内温度を50%以上に保つ。
      • 人込みではマスクが効果的です。
      • ワクチンを接種しておくと、重症になるのを防いでくれます。
    • ----------
    • AllAboutのインフルエンザ・風邪対策を参考にまとめました。

    2008/12/12

    川の名は流れる。川越の小畦川(こあぜがわ)



    1 こはぜかわ


    2 こあぜかわ


    3 こあぜがわ

    小畦川は入間川の支流
    • 川が流れるように、川の名も、流れています。
    • はじめは「こはぜかわ」でした。
    • 次に「こぜかわ」になりました。
    • 今は「こあぜわ」です。
    • 小畦川は、入間川の支流です。入間川の支流には都幾川、越辺(おっぺ)川、高麗(こま)川、小畦川があります。
    • 上図では、入間川と新河岸川が荒川に流れています。
    • 小畦川(こあぜがわ) Google




    【付記】
    1965年頃アジア会館で渋沢さん主催のアジア関係の催し物に招かれました。
    パスポートをもって沖縄からやってきた仲宗根美樹が会場で歌ったのが、一世を風靡(ふうび)した「川は流れる」でした。
    その場にもとNHKの高橋圭三が飛び入り参加したのを思い出します。
    表題の「川の名は流れる」は仲宗根美樹からお借りしました。
    川は流れる 【歌詞】
    仲宗根美樹 【画像】
    アジア会館

    2008/12/10

    「埼玉」を堂々と  【Googleプレゼン】観光断章10項より

    【Googleプレゼン】観光断章10項より

    • 寺閣への配慮を
    • リピーターの確保を
    • 観光圏を広域に
    • 地域ブランド産品を多く
    • 「埼玉」を堂々と、何回も
    • 「埼玉」の商標登録を
    • 観光情報のデータ化を
    • もっと笑顔を

    2008/12/09

    「日本企業の強みは、家族意識を有すること」(ドラッカー )

    • ドラッカーは、「日本人の強みは、組織の構成員として、一種の<家族意識>を有することにある」と指摘しました。
    • 「ドラッカーが、日本人の強みに関して指摘した点がある。
      あなたは何をしているかと聞かれると、欧米人は「会計士」などと言うが、日本人は「トヨタ 自動車に勤めている」などと答えるのが、常であることだ。
      狭い意味での自分の職業などに自己を限定せずに、自らの所属する組織を語るということは、組織の 構成員として一種の「家族意識」を有していることの証拠である。
      そうドラッカーは指摘している。」(小林薫
    • 2008年ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマンも『格差はつくられた』で、アメリカはかつての分厚い中流階級の時が繁栄していた、とし、いまの成果主義をきびしく批判しています。
      共和党は、高所得層の減税、労働組合敵視、最低賃金の抑制により格差を拡大させました。
      日本も格差のない家族的な職場の時代の方が繁栄していました。
    • H&M、イケア、ボルボ、サーブ、エリクソンは人口900万のスウェーデンの企業です。
      ノキアはフィンランドです。
      これらバイキング社会は平等を重んじ、組織もフラットで、アメリカの対極にあります。

    2008/12/05

    幸福についての名言


    幸福はまず何より健康のなかにある。    G・W・カーチス

    幸福とはそれ自体が長い忍耐である。    カミュ

    若さが幸福を求めるなどというのは、衰退である。    三島由紀夫

    幸せでありたいというのか。まず苦悩することを覚えよ。    ツルゲーネフ

    幸福は身体にとってはためになる。
    しかし精神の力を発達させるものは悲しみだ。    マルセル・プルースト

    幸福になりたいのだったら、人を喜ばすことを勉強したまえ。    M・プリオール

    人生における無上の幸福は、自分が愛されているという確信である。    ユーゴー


    2008/12/04

    川奥観研シンポジウムの来賓あいさつ 名簿

    2008/12/02

    奥武蔵観光の広域展開を 川奥観研がシンポ


    120人が参加した川越奥武蔵観光情報学研究会・シンポジウム
    (下は、川奥観研が後援をいただいている『埼玉新聞』2008年11月27日の記事です。)
    小川町やときがわ町、日高市、川越市などを結び、観光振興を広域的に考えようという「NPO川越奥武蔵観光情報学研究会シンポジウム」が二十二日、川越市内のホテルで開かれた。
     同研究会(桑原政則会長)は観光分野では埼玉県初のNPO法人。川越・奥武蔵地区の観光客、企業、行政、観光資源、住民をつなぎ観光情報と人間のネットワークをつくることを目的に今年四月に発足した。
     観光情報学は、新しい学問分野で、ITを使った地域観光情報の収集分析や観光ビジネスの創出などを通じ、日本の観光を根底から整備することを目指すという。
     シンポジウムは、広く観光情報学を知ってもらおうと開かれたもので、ときがわ町、日高市、鶴ケ島市など近隣市町から行政関係者や観光業者、学生ら約百二十人が集まり、期待の高さを見せた。
      桑原会長は「来年春にNHKの朝の連続ドラマ『つばさ』は川越が舞台となるが、観光分野ではまだ埼玉県の認知度は低い。まして『彩の国』は他県ではほとん ど通用しない。堂々と『観光の埼玉県』を掲げよう。研究会もこの分野で埼玉県をアピールするため『川奥観研』から『埼玉観研』に改称申請している」とあい さつ。
     記念講演では、浅草木馬館篠原演芸場二代目で東京大衆演劇劇場協会長の篠原淑浩さんが、大衆演劇の変遷をわかりやすく話した。また劔持勝・観光情報学会理事が「埼玉、広域観光の可能性」と題して講演。
      劔持さんは「観光圏とは、複数の市町村が連携して二泊三日程度の宿泊旅行客を呼び込む活動を企画・実施する枠組み。観光を他国・他地域との『貿易産業』と してとらえ、いかに地域に来てもらうかという視点が大切。埼玉は、ほとんどが日帰り客で、滞在してもらうにはそれなりの地域力が必要」と強調。豪州からの 観光客誘致に成功した北海道ニセコの舞台裏の努力を紹介し、観光が奥武蔵地域の一大産業になる可能性を示唆した。
     第二部では会員十五人がそれぞれの研究成果を三分間ずつ発表した。同研究会は「約三十人の会員発表を準備したが半分にとどまった。観光での地域おこしを目指し、会員の研究成果を発表する機会を近いうちに持ちたい」と話している。

    2008/11/29

    奥武蔵観光の広域展開を。川奥観研がシンポ 2008/11/22

    120人が参加した川越奥武蔵観光情報学研究会・シンポジウム

    (『埼玉新聞』2008年11月27日を抜粋編集)

    小川町やときがわ町、日高市、川越市などを結び、観光振興を広域的に考えようという「NPO川越奥武蔵観光情報学研究会シンポジウム」が二十二日、川越市内のホテルで開かれた。

    同研究会(桑原政則会長)は観光分野では埼玉県初のNPO法人。
    川越・奥武蔵地区の観光客、企業、行政、観光資源、住民をつなぎ観光情報と人間のネットワークをつくることを目的に発足した。

    観光情報学は、新しい学問分野で、ITを使った地域観光情報の収集分析や観光ビジネスの創出などを通じ、日本の観光を根底から整備することを目指すという。

    シンポジウムは、広く観光情報学を知ってもらおうと開かれたもので、ときがわ町、日高市、鶴ケ島市など近隣市町から行政関係者や観光業者、学生ら約百二十人が集まり、期待の高さを見せた。

    桑原会長は「来年春にNHKの朝の連続ドラマ『つばさ』は川越が舞台となるが、観光分野ではまだ埼玉県の認知度は低い。
    まして『彩の国』は他県ではほとん ど通用しない。
    堂々と『観光の埼玉県』を掲げよう。
    研究会もこの分野で埼玉県をアピールするため『川奥観研』から『埼玉観研』に改称申請している」とあい さつ。

    記念講演では、浅草木馬館篠原演芸場二代目で東京大衆演劇劇場協会長の篠原淑浩さんが、大衆演劇の変遷をわかりやすく話した。
    また劔持勝・観光情報学会理事が「埼玉、広域観光の可能性」と題して講演。

    劔持さんは「観光圏とは、複数の市町村が連携して二泊三日程度の宿泊旅行客を呼び込む活動を企画・実施する枠組み。
    観光を他国・他地域との『貿易産業』と してとらえ、いかに地域に来てもらうかという視点が大切。埼玉は、ほとんどが日帰り客で、滞在してもらうにはそれなりの地域力が必要」と強調。
    豪州からの 観光客誘致に成功した北海道ニセコの舞台裏の努力を紹介し、観光が奥武蔵地域の一大産業になる可能性を示唆した。

    第二部では会員十五人がそれぞれの研究成果を三分間ずつ発表した。
    同研究会は「約三十人の会員発表を準備したが半分にとどまった。観光での地域おこしを目指し、会員の研究成果を発表する機会を近いうちに持ちたい」と話している。

    越(こし)の変遷

    越(こし)の国

    • かつては北陸全体が、越(こし)の国とよばれました。
    • 越(こし)の国は、のちに越前(福井県、石川県)、越中(富山県)、越後(新潟県)に別れました。
      都の京都から見て手前にある地域を越前とよびました。
    • のちに豊かな越前が加賀、能登を生みました。
      718年に能登が越前から分かれました。
      さらに823年に加賀が越前から分かれました。
    • 北陸3県といえば、福井(若狭、越前)、石川(加賀、能登)、富山(越中)のことです。この3県は比較的よくまとまっています。
    • 越の国には、大陸、半島から多くの移民が来て文化を豊かにしたとといわれています。

    2008/11/24

    川奥観研のシンポジウムポスター 2008年11月22日



    11月22日は、「いい夫婦」の日です。
    その日に、NPO法人川越奥武蔵観光情報学研究会(略称 川奥観研)のシンポジウムが、午後1時~ 5時、 ホテル三光で開かれます。

    ホテル三光(川越市新富町1-9-1)は、川越駅からクレアモールを一直線に15分ぶらぶら歩いたところにあります。
    大正浪漫通り手前です。

    入場無料です。

    2008/11/20

    日本海は大陸と日本を結びつける湖

    さかさ日本地図

    • 日本海をさかさにしてみると、日本海は波おだやかな湖であることがわかります。
      古来より大陸から多くの人々が日本をめざして渡海してきたことでしょう。
    • 石川県には野球の松井秀喜 、水泳の山中毅 、相撲の 輪島など大柄のスポーツ選手が目立つのも、大陸の渤海(ぼっかい)国などからの立派な体格の先祖に負っているのかもしれません。
    • 「輪島」という地名はは、古代の大陸人が「倭島」とよんだことに由来するという説もあります。
    • 義経がひよどりごえで使った馬は、小さな日本馬ではなく、大陸からの大柄の馬でした。
    • 政治家には、田中角栄、加藤紘一のようにアメリカにきびしく、中国、ロシアよりのひとが目立ちます。
    • 日本を、文化的にも、経済的にもゆたかにするためにも、日本海側は大陸との交流を一層深めてほしいものです。

    カニ解禁 金沢近江町市場

    近江町市場(おうみちょういちば)のカニ売り場

    ウニ、カニなど14種類の海の幸のどんぶり

    見知らぬ地では行列の店がおすすめです。「ひら井」にて

    • 11月7日にカニ解禁です。
      カニ目当てに観光客が押し寄せるようになりました。
      中国人もカニ好きです。
    • 近江町市場は、金沢市の中心にあります。金沢駅から100円バスで5分ほどです。
      殿様の台所もあずかっていただけに、新鮮美味な生鮮食料品を誇ります。
      1721年開設です。
    • 昼はほぼ観光客が主で、地元民は夜来店とのことです。
      地元の人はもう少しやすくなるのを待って、食べ始めます。
    • 近江町市場(地元ではオミチョ)で仕入れた魚の知識
      • 魚はまるまる太っているの最上です。
      • 目は澄んでいるものが新鮮です。
      • 体はハリとツヤがあるのを選びます。
    • ----------
    • 近江町市場

    2008/11/17

    なぜ金沢に雪吊り?

    暖流がもたらす重い雪

    兼六園の雪吊り

    兼六園前の石川門

    • 北海道には、暖流が届きません。
      そのため空気は乾き、雪もすくなくからっとしたものになります。
    • 北陸沖を暖流の対馬海流が流れています。
      暖流は水蒸気を多く蒸発させます。
      北陸にボタ雪(しめった重い雪)が降るのはこのせいです。
    • 11月の兼六園といえば、雪吊り(ゆきつり)です。雪吊りとは、 北陸特有の重い雪から、枝折れを防ぐために、縄で枝をしばることです。
    • この重い雪、長い冬が、日本海文化圏気質をつくりあげました。人々は、 粘り強くて、勤勉、まじめで人情にあついです。自己宣伝が下手で、大それた野望をもちません。
    • ----------
    • (2008年11月14、15日観光情報学会のイベントに出席。金沢星陵大学、山中温泉「翠明」)

    2008/11/16

    医学で解けない千日回峰行

    「お手上げずら」
    医学は、天台密教の荒行・千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)を説明できません。
    http://g-nozawa.com/event_end.html
    千日回峰行は、7年間毎日比叡山を30キロ以上走るところから始まります。
    激しい荒行で大きなカロリーを消費するにもかかわらず、
    食事はうどん、ジャガイモ、豆腐半丁を1日2回だけです。

    アウトプット(出すエネルギー)とインプット(食べる量)が違いすぎます。

    7年目は、100日間毎日84Km、300カ所の巡拝となります。
    睡眠時間はわずか2時間です。

    ◇                    ◇                    ◇

    700日目に「堂入り」があります。
    ほらあなのような堂の中で、9日間、 
    食べず、
    飲まず、
    眠らず、
    横にならず、 
    真言を10万回唱えます。
    「断食断水、不眠不臥(ふが」)といいます。
    9日間食べません。
    水を飲みません。
    眠りません。
    横になりません。
    9日間にわたる

    「断食断水、不眠不臥(だんじきだんすい、ふみんふが)」

    はお医者さんにはわかりません。

    ◇                    ◇                    ◇

    アラブ人を見ていると、砂漠のようなところに住んでいて、野菜をとっていません。
    体格もよく元気です。

    モンゴル人も野菜をとりません。健康です。

    学生時代、『パプアニューギニア高地民』の畑中幸子さんから直接話をうかがいました。
    「かれらはサツマイモしか食べないのに、健康です。」

    豆は空中から栄養分を取り入れます。
    空中窒素固定法です。

    人間にもそれができるようです。

    禅のお坊さんが、小食粗食なのに頭がひかり健康そのものなのは、長年の鍛錬で、

    空中から栄養分を

    とっているからでしょうか。

    中国の仙人は、運気の生ずるところで霞を食べて生きるといわれています。

    坂戸市の道教寺院「聖天宮(せいてんきゅう)」も、運気が生ずるところに建立されたと聞いています。

    医学は、まだ小学校1年の段階にあるようです。

    千日回峰行 【8:37】酒井雄哉師

    フィンランド症候群が教える気ままニコニコライフの重要性

    • フィンランドで40代の1200人を2グループに分けて15年にわたり調査をしました。
    • 半数には、運動を勧め、タバコ、アルコール、砂糖、塩分を抑制しました。
    • 残りの半数には、指示を与えずに気ままに生活してもらいました。
    • 15年後の結果では、気ままグループのほうが健康オタク(= 健康強迫症)グループより心臓血管系の病気、高血圧、ガン、各種の死亡、自殺、いずれについても低かったです。
      これをフィンランド症候群といいます。
    • 血圧も血糖値もコレステロール値も高めの太り気味の人のほうが、元気でイキイキします。
      「うつ」になりにくいです。
      脳に酸素も栄養もじゅうぶんいきわたるからでしょう。
    • 日本人の死亡率の第1位はガンです。
      もうすぐガンによる死亡は、2人に1人となります。
      ガンへの免疫機能を高める必要があります。
    • それには、心が大切です。
      笑いながら楽しい生活を送ることです。
      禁欲、粗食ではなく、
      肉を食べ、脂っこいものに挑戦し、
      塩分をとり、甘いものをとり、
      健康診断の結果に神経質にならず、
      ニコニコ人生を楽しみながら
      暮らすのがよろしいようです。
    • ----------
    • 出典:和田秀樹『現役年齢をのばす技術』

    2008/11/13

    ストレス発散法

    上の他に「歌う」「眠る」「笑う」「ショッピング」「遊ぶ」「旅」も


    【作図メモ】
    中心から外へ発散するような動きは放射図が適しています。
    • [パワポ]-[図表ボタン]-[放射型図表]-[同様の図を自分で描き元の放射型図表を削除]
    • [図形を1つ選択]-[図形の調整ボタン]-[オートシェイプの変更]-/ 
    • 図形をダブルクリックして色を変更
    • 全図形を選択して、フォントを24の太字に変更 
    (2010年9月27日改稿)

    2008/11/12

    「もっと貧しくても、もっとゆっくり、心豊かに」

    いま、世界は「ほどほど平等社会」を求めています。
    このほうが、社会が安定し、心も豊かになり、結局は経済効率もよいからです。
    北欧社会がこのことを実証しています。

    環境破戒、資源不足、貧富格差、地域戦争で文明が変質し、地球のうめき声が聞こえます。
    文明論がかまびすしいのは地球全体の危機感のあらわれです。
    工業社会の時代には、規格大量生産による豊富な物財がしあわせの象徴でした。
    しかし1980年代から、しあわせは、物財ではなく、<心の満足>にあると認識されるようになりました。
    非現実的な小説、オカルトに引きつけられるのも脱工業社会の特徴です。

    市場原理主義を掲げ、金融とITの合体で、濡れ手に粟の儲かるシステムをつくりあげたアメリカ方式の繁栄も終焉を迎えつつあります。
    ヒト、モノ、カネがアメリカから逃げ出し始め、世界はアメリカの一極支配から多極構造へ進もうとしています。

    西欧文明はといえば、イスラム文明との宿命的な対決から逃れることができません。
    後世は今を最悪の時代であったと烙印を押すでしょう。

    世界には、ハンチントンによれば、西欧文明、日本文明、中国文明、インド文明、イスラム文明、ロシア文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明の8文明があります。

    この中で近代世界をつくりあげたのは、西欧文明と日本文明です。(アメリカは西欧文明の子です。

    日本は、中国文明を、さらにインド文明を取り入れ、西欧文明を加工して日本文明を築きました。

    いま日本は、アメリカや諸外国からインプットばかりするのではなく、大震災を契機に日本文明を外へ発信するときです。

    西欧文明とイスラム文明の宿命的対決をとく鍵は、相手も自分も正しいとするやわらかい日本文明にあるとの自覚が必要です。
    集団主義や終身雇用のよさも喧伝すべきです。
    21世紀は国際協調の時代です。

    世界が小さく、速くなるにつれ、ますます協調、やわらかさが重要となってきています。
    グローバリゼーションが行き過ぎています。
    市場原理主義(損か得か主義)が、地域、家庭、職場を崩壊に追いやっています。
    グローバリゼーションにハーモニゼーション(協調主義)を加えて、ギスギス社会をしっとり社会にしたいものです。
    世界は「もっと貧しくても、もっとゆっくり、そしてもっともっと心豊かに」なりたがっています。

    ----------
    【注】『東京国際大学人間社会学部論叢 編集後記』2007年、の拙稿を追加校正。

    2008/11/10

    人を説得する十二原則

    出典は、「ListFreak」です。

    1. 議論を避ける
    2. 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
    3. 自分の誤りをただちに認める
    4. おだやかに話す
    5. 相手が即座にイエスと答える問題を選ぶ
    6. 相手にしゃべらせる
    7. 相手に思いつかせる
    8. 人の身になる
    9. 相手の考えや希望に対して同情を持つ
    10. 人の美しい心情に呼びかける
    11. 演出を考える
    12. 対抗意識を刺激する

    メモの集積が一口話に

    メモの集積が一口話に
    何かを書くには、準備段階が必要です。
    知的な仕事というのは、こまめな作業の積み重ねです。
    実は単純労働です。

    筆記用具とメモ帳は肌身離さず携帯します。

    わたしは、忘れやすいので、思いついたらすぐメモれるように、ポケットに入れておきます。

    小さな手帳(9*14)にA4白紙3つ折りを挟み込んでメモ用紙にしています。
    これで8コマのメモ帳ができあがります。
    裏表で16コマです。

    メモはキーワードの羅列です。

    1枚の紙ッペらですので、散逸をおそれて、毎日整理するクセがつきます。
    散逸しやすいのが、利点です。 (_^ )v

    メモは、秀丸に保存しています。
    秀丸は、数百のファイルの中から、特定の語句を検索してくれるので、ファイル名を覚えておく必要はありません。
    毎回、タブウインドウで10以上のテキストを1画面に表示します。

    タブウインドウについては、下の画像を参照してください。

    文字列を、赤にしたり、太字で表示することもできます。  ヽ(`▽´)/

    秀丸以外にも、メモ帳やフリーのテキストエディタTeraPadも併用しています。

    人参、ごぼう、大根、ちくわ、…、が集まって、はじめて料理の準備ができます。
    料理する気持ちも湧いてきます。

    まずは集めることです。



    フリーのテキストエディタ

    秀丸のページ( 桑原政則)

    タブウインドウ:index.html  new11.htmlなど

    2008/11/05

    空き缶つぶし




    飲んだらつぶしましょう。 (_^ )v

    空き缶を簡単につぶす技 【動画】

    2008/11/04

    「希望」の埼玉観光


    埼玉県のマスコットのコバトン
     画像出所:http://www2.sainokuni-kanko.jp/headline-topics/cgi-img/20080630155516.gif
    • 日本を代表する観光資源の数の1位は、京都府です。
      埼玉県は47位です。
    • 都道府県別観光入り込み客数は、埼玉県は35位です。
    • 来訪者の満足度は、埼玉県は47位です。
    • 都道府県別観光力ランキングでは、埼玉県は41位です。
    • 埼玉県は観光力においてぶっちぎりの最下位です。
      これ以下に下がることなく、登り途しかありません。
      • 荒井康博、「埼玉県観光シンポジウム」2008年10月28日
    • ----------
    • 【桑原政則】
      埼玉観光は、地力もあり、将来性もあるのに評価されていません。
      いまやっと埼玉に風が吹きはじめました。
      これからが楽しみです。

    2008/11/02

    観光日本の目標は、1-2-3-4-5

    2008年10月に発足した観光庁は、観光立国日本の実現のために、5つの目標をかかげています。
    1-2-3-4-5の語呂合わせからなります。

    • 1千万人。訪日外国人旅行者数です。
    • 2千万人。日本人の外国旅行者数です。
    • 30兆円。観光旅行消費額です。
    • 4泊。1人あたりの宿泊数です。
    • 5割増。国際会議開催件数です。
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    • 観光庁

    Tシャツのたたみ方

    • 引っ越しをしたのを機に、Tシャツを絵柄が見えるようにたたみ直しました。
    • なじんだ絵柄なので、一部が見えるだけでどんなTシャツかがすぐわかります。
      主に東南アジアのものです。 
    • Tシャツのたたみ方【動画】

    ゼリーで3割も増量のハムも

    ハム

    上は無添加のハム

     ハム、ソーセージにはゼリーを入れて3割も増量してあるものがあります。
    裏の表示で確認できます。
    ソルビン酸や亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウムの入っている物は要注意です。